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2023年6月の記事一覧

給食・食事 6月30日(金)の献立

チーズパン チリコンカン 切り干し大根のサラダ

 今日は、チリコンカンについて紹介します。チリコンカンは、アメリカ南部のテキサス州の郷土料理です。牛ひき肉とたまねぎなどの野菜を炒め、豆やトマトなどと一緒に煮こんだ料理です。冷蔵庫がなかった時代に、鮮度が落ちた肉を保存する方法としてハーブや香辛料を加えて煮込んだのが始まりと言われています。チリコンカンは、ひき肉を使うのが一般的ですが、今日の給食では豚肉を使いました。また、川口市内の工場で生産された、川口産のほうれんそう入りウインナーが使われています。この川口市内の工場は、根岸小学校のすぐ近くにあるのが驚きです。

給食・食事 6月29日(木)の献立

ごはん メンチかつ 鋳物汁 ミニトマト

 今日は、川口市の郷土食の鋳物汁の紹介をします。みなさんの住む川口市は「鋳物の街」として全国に知られています。「鋳物」というのは、高温で溶かした金属を型に流し込んで固めて製品をつくります。大きな形でも複雑な形でも価格が安く作れるのでとても人気があり、今から70年くらい前には大勢の人が、鋳物工場が立ち並ぶ川口市で働くために集まってきていたそうです。あまりにも熱い溶鉱炉で働く人たちのために、カルシウムや鉄分が豊富な料理を食べてもらおうということで生まれた料理が鋳物汁です。そのころは、食べ物が豊富になかったので、具がほとんど入っていないみそ汁でしたが、煮干しの粉とごま油を入れて働く人たちのために栄養補給してもらいたいと考えられた料理です。

給食・食事 6月28日(水)の献立

ごはん スタミナ焼き肉 モロヘイヤスープ えだまめ

 今日は、スープの中に珍しい材料が使われています。始めて食べる人もいるのではないかと思います。今日は、モロヘイヤスープに使われている、モロヘイヤを紹介します。モロヘイヤはとても栄養価の高い野菜で、ここ数十年の健康食ブームで、急激に知られるようになりました。日本では、モロヘイヤを栽培するようになったのは、まだ最近の歴史の浅い野菜ですが、エジプトでは古くから栽培され、古代エジプトの王様が、モロヘイヤのスープで病気を治したと言われるほど、栄養のある野菜として親しまれてきました。モロヘイヤには、独特の粘り気があります。この粘りは、夏バテを防止する働きがあります。栄養たっぷりのモロヘイヤのスープをよく味わってみてください。

給食・食事 6月27日(火)の献立

わかめうどん みそポテト メロン

 今日は、みそポテトについて紹介します。みそポテトは茹でたりふかしたりしたじゃがいもを天ぷらにしたものに、甘めのみそだれをかけた埼玉県秩父地方の名物です。平地の少ない秩父地方では、古くから畑作が行われてきました。収穫したじゃがいものうち、小ぶりのものをいろりで焼いて、みそだれをぬって食べたのが、みそポテトの始まりと言われています。秩父地方の農家では、農作業の合間に「小昼飯(こじゅうはん)」を食べていました。小腹がすいた時に、食べた「小昼飯」というのは、おやつのことです。その「小昼飯」でよく食べられてきたのが、みそポテトです。みそだれに青のりやゆずをかけて、いろいろなみそポテトを楽しむことができます。

給食・食事 6月26日(月)の献立

梅あじごはん 白ごまつくね 大豆のふわふわ汁

 今日は梅あじごはんに使われている「うめ」の紹介をします。梅の花は、春告げ草と呼ばれることがある、春を代表する花です。梅の実は、ちょうど今の梅雨の時季に一番多く出回ります。梅あじごはんに使われている赤い梅の実は、赤い色をした赤じその葉で、梅の実を赤く染めています。このような梅の実を梅干しといいます。梅の実は、疲れをとってくれる成分が含まれているので、暑い日が続く今のような季節にはぴったりの食べ物です。

給食・食事 6月23日(金)の献立

揚げパン(グラニュー糖) 豆乳クリームスープ 冷凍みかん

 今日は、根岸小学校の給食室で、いつも皆さんの給食を作ってくれている調理員さんの紹介をします。調理員さんは全員で7人。いつもは6人か5人で交替で給食の仕事をしています。調理員さんの班長さんは飯塚調理員さん。もう、根岸小学校に10年以上も働いています。10年というと、4年生が生まれたころです。とてもやさしくて強く、明るくて責任感があります。他の調理員さんのチーフとして、みんなを引っ張る力があります。副班長さんは本田調理員さん。細かいことも丁寧に仕事ができるので、頼りがいがあります。輪島調理員さんは力持ち。大きな釜の中に根岸小学校の全員の給食の材料が入った時でも、筋肉モリモリでぐるりと釜をかき混ぜることができます。伊藤調理員さんは一生懸命、努力する人です。まだ、根岸小学校に来て1年なので、教えてもらうことが多い時は、メモを片手に仕事を覚えています。いつも皆さんの食べている、おいしい給食を作っている調理員さんに、感謝の気持ちでいただきましょう。

給食・食事 6月22日(木)の献立

ごはん マーボーどうふ フルーツカクテル

 今日は、マーボーどうふに使われている、豆腐について紹介します。豆腐は何から作られるか知っていますか?豆腐は大豆から作られます。大豆をよく洗って水に一晩漬けておき、大豆が十分に水を吸ったら、水を加えてミキサーですりつぶします。すりつぶした大豆を鍋にうつして、水を加えて煮ます。煮えたらこれを豆乳とおからに分けます。この豆乳に「にがり」を入れてかたまったら豆腐の出来上がりです。豆腐の作り方を最初に考えたのは、中国の昔の王様だと言われています。日本では、室町時代のころに広く食べられるようになった、歴史の古い食べ物です。皆さんのからだの成長に必要な、たんぱく質やカルシウムが豊富に含まれています。

給食・食事 6月21日(水)の給食

たこめし ゼリーフライ とうがんのみそ汁

 今日は、「たこめし」と「たこ」について紹介します。たこめしは、三重県の郷土料理で、生のたこを漬け込んでおいた漬け込み液と一緒にお米に炊き込んで作ります。たこめしは、漁師が釣ったたこを船の上でぶつ切りにして炊き込む「漁師めし」と言われています。たこの「た」は手、「こ」は生き物への愛称で、たこの英語名(オクトパス)は「8本足」の意味です。たこは、足が2本、手が8本あります。そして普通の心臓がひとつ、エラ心臓がふたつ、合計3つの心臓があります。その心臓から流れる血は青色。驚くことに、脳みそが9こあります。とても頭のいい生き物で、敵と戦う時は貝殻を武器として使ったり、盾のようにして使ったりするそうです。今日のたこめしは、ぶつ切りにしたたこをごぼうやにんじんと一緒に煮て、ごはんと炊き込んで作りました。

給食・食事 6月20日(火)の献立

ソース焼きうどん 深谷ねぎぎょうざ ゆずゼリー

 今日は、餃子に使われている、ながねぎについて紹介します。ながねぎは、土寄せをして白い部分が多くなるように育てられます。生で食べると辛みがありますが、煮込むととろりとした口当たりになります。ねぎは、大きく分けて、根元の白い部分を食べる根深ねぎと、葉の部分を食べる葉ねぎがあります。根深ねぎは、主に関東地方で食べられてきたねぎで、葉ねぎは関西地方で多く食べられています。今日のぎょうざに使われているねぎは、埼玉県の深谷市で採れた根深ねぎです。今日の献立は、鳩ヶ谷生まれの焼きうどんソースを使ったソース焼きうどんと、埼玉県産のねぎを使った餃子、埼玉県産のゆず果汁を使ったゆずゼリーで、地産地消を考えています。

給食・食事 6月19日(月)の献立

カレーライス いんげんのソテー

 毎年6月は「食育月間」です。みなさんは、「食育」という言葉を聞いたことがありますか?「食に関する正しい知識と、望ましい習慣を身につけるために行われる取り組みのことを「食育」といいます。日本中で食育について考えるきっかけを作るために、毎月19日は食育の日と決められました。今日は「食育月間」の食育の日です。食事の大切さについて考えながら、今日は大好物のカレーを感謝して食べましょう。

 

給食・食事 6月16日(金)の献立

米粉入り食パン ブルーベリージャム ハンバーグステーキ ヌードルスープ

 今日は、ヌードルスープに使われている、米粉めんについて紹介します。麺というと、小麦粉を使ったものが多く出回っていますが、今日のスープには、小麦粉の代わりにお米の粉を使って作った「米粉めん」が使われています。炊き立てのお米のように白くてつやのある見た目と、つるりとした食感が楽しめるうどんのようなお米のめんです。私たち日本人の食生活は洋風化しているため、ごはんを食べるよりパンやパスタなどを好む傾向にあります。そのため、お米を主食のごはんとして食べるだけではなく、米粉を使ったパン・デザート・麺などで、お米を食べる機会を増やすようにしましょう。

給食・食事 6月15日(木)の献立

えびピラフ チキンナゲット ミネストローネ パインアップル

 今日は、ミネストローネの紹介をします。ミネストローネは、「具だくさんのスープ」という意味で、イタリアで生まれた野菜スープです。イタリアでは、使う野菜も季節や地方によって様々で、決まったレシピはなく、田舎の家庭料理といった趣きがあります。たまねぎ・じゃがいも・にんじん・セロリーなどの野菜にベーコンやマカロニなどのパスタを使って、煮込んだスープです。今日のミネストローネには、アルファベットの形の小さいマカロニが入っています。マカロニのローマ字は、何の文字が入っているか、探してみるのも楽しいですね。

給食・食事 6月14日(水)の献立

ごはん あじのなんばんづけ 豚汁

 今日は、あじのなんばんづけについて紹介します。あじは、一年中出回っていますが、5月~7月に旬を迎えておいしくなる魚です。「あじ」という名前は、味が良いことに由来してつけられた名前だと言われています。スマートで魚らしい体系と、体の両側に沿って「ぜいご」と呼ばれる堅いとげのようなうろこを持っているのが特徴です。日本全国で獲れる魚で、日本近海には50種類以上ものあじが生息しています。今日の給食は、あじをなんばんづけにしました。なんばんづけは、肉や魚のから揚げにねぎやとうがらしの入った甘酢をからめた料理のことを言います。

給食・食事 6月13日(火)の献立

五目ラーメン にんじんしゅうまい すいか

 今日は、にんじんを使ったしゅうまいです。使われているにんじんは、埼玉県で収穫されたものです。地元で生産された野菜を地元で食べることを「地産地消」といいます。地産地消というのは、地域で生産された農林水産物をその地域で消費することによって、食べる人とつくる人の距離を縮めようとするものです。今月の献立は、埼玉県産の食品をつかった献立がたくさん登場します。6日のしゃくし菜まん、今日のしゅうまいのにんじん、16日のブルーベリージャム、20日のぎょうざのねぎ、29日のメンチカツに使われているキャベツ、30日のチリコンカンのウインナーなどです。今月の給食は、彩の国ふるさと学校給食月間にちなんで、地産地消を考える献立になっています。

給食・食事 6月12日(月)の献立

ごはん ねぎ塩ダレから揚げ トック

 今日は、トックについて紹介します。トックはうるち米で作った朝鮮半島の餅、あるいはもち菓子のことです。うるち米というのは、皆さんがいつもごはんとして食べているお米のことです。うるち米で作ったトックは、お餅のように伸びず、煮崩れません。歯切れがよく、煮込み料理や鍋料理に加えても煮崩れません。円柱状に伸ばしたものを斜めに薄くスライスしたものや、細長い円柱状のものが袋に詰められて売られています。今日の給食は、薄くスライスしたトックを使って、キャベツや鶏肉を入れた中華風のおぞうに風スープです。

 

給食・食事 6月9日(金)の献立

バターロールコッペ型(スライス) フランクフルトソーセージ ラタトゥイユ 野菜スープ

 今日は、ラタトゥイユについて紹介します。ラタトゥイユは南フランスの料理です。野菜の煮込み料理のことで、たまねぎ・なす・ピーマン・ズッキーニ・トマトなどの夏野菜を使うというのが特徴です。トマト味のさっぱりした酸味で、食欲の出ない暑い夏でも野菜がおいしく食べられます。今日の給食のコッペパンには、切り込みが入っています。フランクフルトとラタトゥイユをコッペパンの切り込みに挟んだり、ラタトゥイユをソースにしてつけたり、食べ方を楽しみながら、さっぱり味のホットドックをおいしく食べてください。

給食・食事 6月8日(木)の献立

 

鉄骨いなりちらし すまし汁

 6月と11月は、「彩の国ふるさと学校給食月間」です。この期間は、地元で採れた食材料を取り入れた給食や郷土食に関する理解を深めようとするものです。今日の給食は、私達の住む川口市の郷土食「鉄骨いなりちらし」です。鉄骨いなりちらしは埼玉B級ご当地グルメ王座決定戦でグランプリを受賞した「鉄骨いなり」を給食用にアレンジした献立です。かつての川口市は、鋳物業が盛んに行われていました。「鉄骨いなり」は、鋳物の原料である鉄をイメージして、ごま・ひじき・桜えびなどの鉄分が豊富に含まれる食材料を使っています。

 

給食・食事 6月7日(水)の献立

ごはん かつおの立田揚げ カミカミきんぴら 呉汁(枝豆)

 6月4日から6月10日までの1週間は、「歯と口の健康週間」です。むし歯の予防や治療はしていますか?普段から、毎日の歯磨きをきちんとしていますか?歯は一生使う大切なものです。食べ物をいつもおいしく食べることができるように、歯を大切にしましょう。むし歯予防の1番のポイントは、歯磨きです。歯磨きで、歯を溶かす歯垢を取り除いて、よくすすぎましょう。また、食べ物をよく噛んで食べると唾液が出て、唾液が口の中の歯垢を掃除してくれるので、よく噛んで食べるようにしましょう。今日の給食は、「歯と口の健康週間」にちなんで、硬いものをよく噛んで食べることができるように、硬いごぼうやするめいかを使ったカミカミきんぴらです。よく噛んで食べましょう。

 

給食・食事 6月6日(火)の献立

塩バターラーメン しゃくし菜まん 冷凍みかん

 今日は、しゃくし菜まんに使われている、しゃくし菜について紹介します。しゃくし菜は、明治時代に中国から伝わり、秩父地方では古くから栽培している伝統野菜のひとつです。しゃくし菜の葉っぱの形が、ごはんのしゃもじの形に似ているところから「しゃくし菜」と呼ばれています。秩父地方は冬の寒さが厳しいため、しゃくし菜を漬け物にして冬を越すための保存食として食べてきました。古くから伝わる秩父地方の郷土食です。今日は、しゃくし菜漬けを使ったおまんじゅうです。

給食・食事 6月5日(月)の献立

ちくわとごぼうのごまだれ丼 なすのみそ汁

 今日は、なすのみそ汁に使われている、なすについて紹介します。日本では古くから栽培されている野菜で、その土地ならではの伝統品種が多く、日本には70種類ほどあります。その土地独特のなすについては、山形県で作られている2㎝くらいの民田なすは、江戸時代から続く伝統品種で、辛子漬けなどによく使われています。京都で栽培される加茂なすは、直径20~15㎝、重さ300gにもなる丸なすで、田楽や煮物などに使われます。大阪の泉州では、大きな卵の形をした水なすが栽培され、よく知られています。今日のみそ汁は、なすの皮に含まれる「ナスニン」というからだに有効な栄養成分を無駄なく摂ることができるように、皮ごと使われています。